必要な道具
最後に道具についてお話しておきましょう。第一に必要なのがケージ(かご)です。ケージを選ぶ時には出入り口が中から開かないかどうかをチェックしてください。中からハムスターの動きで出口ガ開いてしまうと、逃げてしまいます。
素材についても、ハムスターがかじっても壊れないものかどうか確認してください。ケージの大きさですが、一般的には高さは15cm~20cmのあたりが好ましいようです。中には高さが30cmもあるようなケージもありますが、ハムスターはケージを登ってぶら下がったりしますから、あまり高いと落ちてケガをする危険性もあります。
床材には、市販のチップもありますが、牧草、新聞紙を裂いたものなどを使用しても構いません。逆にチップだとアレルギー反応を起こすハムスターがいることもあるようです。牧草はやや吸水性に欠けるのが難点で、新聞紙はインクの色がハムスターに付いてしまうことがあり、どれも一長一短があります。
「水やり」については、基本的にハムスターは水が苦手なので給水ボトルを使用するのがいいでしょう。水は毎日取り替えてください。「トイレ」も必要です。ハムスターは、ケージの中のある1カ所をトイレに決める習性があります。この習性を利用するわけで、トイレで用を足してもらえるようにすれば、掃除もかなりラクになります。トイレの中には砂を入れておきます。
その他では、砂遊び場を用意してもいいでしょう。これはハムスターが砂遊びを好きなこともありますが、毛の中に寄生した害虫、雑菌を落とす効果もあります。つまり、砂浴び場はお風呂のようなもので、中に入れる砂は、チンチラ用の砂や小鳥用の焼き砂などを使って下さい。