ハムスターの行動

 

さて、それではハムスターを観察してみましょう。実際にハムスターを飼っていると、いろいろな行動を見ることができ、そこからいろいろなハムスターの感情や気持ちを理解できると思います。

 

飼い主がこうして理解していくことで、次第にハムスターと仲良くできるようになっていきます。

 

ハムスターはよく匂いをクンクン嗅ぐ仕草をします。鼻をヒクヒクさせながら匂いを嗅ぎまわっているわけですが、これは食べ物を探すことや、自分の縄張り等を嗅ぎ別けているのです。危険の察知も鼻で嗅いで行います。

 

毛づくろいもよく見かける光景です。ハムスターは結構キレイ好きで、頭や顔の毛やヒゲを前足でせっせと拭いていますが、毛づくろいするのはリラックスしている時で、とても可愛いと思うはずです。

 

逆に仰向けになってキーキーと鳴く時は、怖がって興奮している状態で、この時は静かに見守るだけにしておきましょう。これは飼い始めの慣れない環境の時に多いようです。

 

「もぐる」にもハムスターの特徴です。ハムスターはとにかくいろいろな所に潜り込むのですが、やたらと掘り返してしまうと可哀想なので、見守るだけにしましょう。

 

このようにハムスターは気が弱いので、すぐに驚いて、首をすくめます。前足が上がっている時が特にびっくりしている状態で、後ろから急に触ったりすると驚いて噛みつくこともあるので、気をつけましょう。

 

ハムスターはあまり目が見えないのでキョロキョロ見回す仕草もします。耳で判断するわけですが、人間には聞こえないような高周波も聞こえるそうです。とにかく見ていて飽きないのがハムスターです。